氷点下世界での悲劇 「さむっ。っつーかさむっ!! 寒いよっ、ここ滅茶苦茶寒いって!」 「おー。仕事終わったかー? アイス食うかー? ハー○ンあるぜ?」 「いや、いやいやいや…! ちょっと待ちなよ君っ!! なんでアイスが山盛りで部屋ん中あって、そんで溶けてないのさっっ!!」 「溶ける温度じゃないからだろ」 「この部屋マイナスってこと!!!!!???」 「知るかよ。んで、食う?」 「食うかボケ!!!! この死体! 冬眠するなら棺桶行け!!!!!」 「死んでねぇって。細胞が別モンになっただけだろ。人間と比べて。そんで別に寝ないし。棺桶とか1日2日は構わねーけど冬眠レベルで寝るならうんざりだし」 「我侭言ってねーでこの部屋の温度上げろ!!!! マジで! 本が凍る!! バナナ凍る!! パソコン壊れる!!!! っつーか何しやがったこのクソボケ吸血鬼ぃいいいい!!!!!!!」 「あんまり叫ぶと血管切れるぞ。もう年なんだからよー」 「不老に年も何もあるかーーーー!!!!!」 「あるだろ、一応。アイス食ったら戻すわ」 「悠長なこと言ってるんじゃねー!! 凍死するっつーの!!」 「不死だろお前」 「凍る! マジ凍るから!!」 「火、吹けば? 仙人パワーで」 「うわひど! その言い方ひどいっ! その仙人パワーのおかげで生きてるくせに!」 「100年以上前のことなんざ忘れた。っつかお前鼻水が凍ると結構厄介だぞ」 「うわっ! いつの間に…っっ!!!!」 「年をとると鈍くなるっつーしなー」 「君が言うなーっ!!!」 「あーほらそろそろ手先の感覚なくなってきたんじゃね? 髪もぱりぱりいってる感じだし?」 「げっ!!!! ち、ちくしょーーー!!! 覚えてろーーー!!!」 「あーやっぱ夏にきんきんに冷えた部屋でアイス食べるのは格別だな」 |
2009年1月12日 ++++++++++++++++++++++++++++++ おこんばんは。 忘れ去られていた吸血鬼と仙人2つ目です。 ものには限度があるって学んでください吸血鬼さん。 やっぱ吸血鬼って土の下からよっこいしょのイメージあるし、棺桶とか冷たいし。 そんなわけで吸血鬼は冷たい部屋がお好き。暑い日が続くと壊れる吸血鬼。 私が書くと仙人が突っ込みになる。 相棒のでは吸血鬼の方が突っ込み多い。 そして浅羽の方と設定ズレがあるけど気にしちゃおしまい(笑) 空空汐 |